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ーアレックスカーが怒り愛する日本
全国各地で古民家の改修と再生活用を続け、古民家再生のコンサルティングも行っているアレックス・カー氏
京都 亀岡とタイ バンコクに拠点を置きながら、執筆活動や講演、プロデュースなどを行いながら世界に向けて、後世に生かすべき文化を発信し続けてこられました。
少子高齢化、人口減少、観光客の減少、物価上昇...様々な問題を抱えた日本ですが、我々はどんなことに希望を見出していけるのでしょうか。
徳島県の祖谷(いや)五島列島の長崎県小値賀町(おぢかちょう)、古い商店街が残る香川県宇多津町(うたづちょう)、奈良の秘境と呼ばれる奈良県十津川村(とつかわむら)など、その地ならではの再生プロジェクトを手掛けられてきたアレックス氏。
「日本中の駅前が「便利」「効率」というかけ声で画一化されたからこそ、不便さが大きな価値になる。
改めて地元にある価値あるものを見直し、愛していくべきだ」と話します。
今回は実際にこれから活用していくべく京都 亀岡にある「毘沙門荘」という歴史ある武家屋敷を拠点に
改めて日本人の精神に触れ、今日本人が考え、行動すべきことについて話し、考えたいと思います。
ー登壇者
●Alex Kerr アレックス カー
東洋文化研究者
1952年アメリカで生まれ、1964年に初来日。エール、オックスフォード両大学で日本学と中国学を専攻。1973年に徳島県東祖谷で茅葺き屋根の民家(屋号=ちいおり)を購入。1977年から京都府亀岡市に在住し、篪庵有限会社設立し、執筆、講演、コンサルティング等を開始。その後古民家の利活用企画のプロデュースを中心に取り組む。
1993年、著書『美しき日本の残像』(新潮社刊)が外国人初の新潮学芸賞を受賞。2001年には『犬と鬼』(講談社刊)を執筆し、日本が抱える「文化の病」を取り上げ、注目を浴びる。2005年に徳島県三好市祖谷でNPO法人篪庵トラストを共同で設立。2019年『観光亡国論』(中央公論新社)を共著で執筆。2020 年『ニッポン巡礼』( 集英社)2021年 タイ バンコクの文化や歴史について書いた『Another Bangkok』を執筆。
現在は、執筆、講演を中心に地域活性化や景観計画、観光適正化等の提言を行っている。
ー聞き手
●松井 利夫
かめおか霧の芸術祭総合ディレクター。陶芸家
1980年、京都市立芸術大学陶磁器専攻科修了後、イタリア政府給費留学生として国立ファエンツァ陶芸高等教育研究所にてエトルリアのブッケロの研究を行う。帰国後、沖縄のパナリ焼、西アフリカの土器、縄文期の陶胎漆器の研究や再現を通して芸術の始源の研究を行う。近年はたこつぼ漁、野良仕事に没頭し人間の営みが芸術に変換される視点と場の形成に関する研究を重ね、公開講座「ネオ民藝」を運営する。現在:京都芸術大学教授、滋賀県立陶芸の森館長、IAC国際陶芸学会理事。
KIRI WISDOM
「アレックスカーが怒り愛する日本」
2022年9月11日(日)16時〜18時
場所:毘沙門荘
621-0004京都府亀岡市千歳町毘沙門向畑33
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主催:一般社団法人きりぶえ